HOP
電油操作器[HOPシリーズ]
省エネルギーでハイパワーな電気油圧サーボアクチュエータ
4~20mAなどの計装信号を受け、それに対応した位置まで操作軸を回転させる油圧の操作器です。 E/E(電/電)ポジショナ、油圧経路切換弁、油圧ポンプ、シリンダ等がコンパクトにまとめられています。外部からの計装信号をポジショナで受け、現在位置との偏差を認識します。操作器は、この偏差を無くす方向に、切換弁により油圧経路を切換え、操作軸を信号に対応した位置まで回転させます。 操作軸の回転速度は、当社独自の偏差比例速度動作になっており、オーバーシュートすることなく安定したポジショニングを実現しています。
特長
- <油圧の強力なパワーで、作動はトラブルなく確実です。>
操作器を構成している各ユニットは、頑丈に作られ強力なパワーを支えます。また、機構部は調整部分が少ないシンプルな構造で、他のサーボ弁方式に比べメンテナンスも容易です。 - <工事が簡単です。>
機械工事は、本器の操作軸とバタフライ弁などの操作端とをリンクで接続するだけです。電気工事は、モータの電源と入力信号の配線だけで済みます。 - <必要なトルクに合わせて選択できるように、豊富な機種を取り揃えてあります。>
- <省エネ効果が高く、油圧油の劣化も少ない機構になっています。>
操作機が静止しているときは、ポンプはアンロード状態になります。従って、油の温度上昇が少ないため劣化が抑制され、油が長持ちしますのでメンテナンスの周期を長くとれます。 - <作動方向がスイッチでの簡単切替になっています。>
ポジショナ上のスイッチで容易に変更でき、開度信号の反転も同様にできます。 - <豊富な付加機器が取付可能です。>
手動操作装置、油圧源故障検出器が付加でき、遠隔操作も外部からのスイッチで可能です。また、信号用リミットスイッチ、開度出力信号は標準で装備されています。
仕様
形式 | HOP5 | HOP1 | HOP2 | HOP22 | |
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発生トルク(N・m) | 125~200 | 433~606 | 1098~1536 | 1558~2142 | |
操作軸回転角(度) | 90±1 | 80±1.2 | 80±1.2 | 80±1.2 | |
無負荷時 操作時間(s) | 50Hz | 9.5 | 16 | 15.5 | 21 |
60Hz | 8 | 13.5 | 13 | 17.5 | |
所要油量() | 4 | 24 | 24 | 28 |
形式 | HOP313 | HOP316 | HOP320 | |
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発生トルク(N・m) | 1738~2722 | 4170~5843 | 7256~10174 | |
操作軸回転角(度) | 90±3 | 90±3 | 90±3 | |
無負荷時 操作時間(s) | 50Hz | 30 | 64 | 56 |
60Hz | 25 | 53 | 47 | |
所要油量() | 30 | 36 | 45 |