PEC-50

 

圧力センサ部、コントローラ部、モータ部をコンパクトにまとめた圧力コントローラです。

予め設定された制御圧力と、現在圧との偏差を認識します。コントローラは、この偏差を無くす方向に操作軸を回転させます。この操作軸と連結されたバルブ等が開閉して流量が変わり、所定の圧力になったところで停止します。

制御動作は、比例動作と微分動作の組合せとなっており、常に圧力のみを監視、コントロールする動作をしています。従って、バルブなどの開度に依存しない制御になっているため、開度信号のためのポテンショメータが必要なく、その分トラブルの要因が少ない構造となっています。

操作軸の回転速度は、当社独自の偏差比例速度動作になっており、オーバーシュートすることなく安定したポジショニングを実現しています。

 

特長

＜変換器、調節計を内蔵しています。＞
圧力、流量などの変換器と調節計を用意する必要がなく、制御に必要なプロセス量を直接入力するだけで制御できるため、計装費が安く済みます。
＜工事が簡単です。＞
機械工事は、本器の操作軸とバタフライ弁などの操作端とのリンク接続および入力圧の配管だけです。 電気工事は、電源配線だけで済みます。
＜豊富な調整機能を内蔵しています。＞
開閉方向の速度差、操作速度の調整、比例速度動作帯、不感帯等の調整機能を有しており、オーバーシュートやハンチングのない安定した制御を実現できます。
＜長寿命設計です。＞
頑丈なギアの採用、モータ駆動に無接点リレー（ソリッドステートリレー、SSR）の採用により格段に寿命の長い製品になっています。
＜豊富な機種を取揃えています。＞
必要とする操作力に応じて豊富な機種から選定できます。また、圧力、流量などの入力仕様に応じて感圧部を選定でき、豊富な組合せができます。
＜小型軽量で本体は堅牢なアルミ製です。＞

仕様